2006年7月16日〜18日 九州



福岡上空


夏休み第1弾は、義母の里である九州旅行となりました。

普段だともう梅雨明けしている頃ですが、今年は長梅雨で天気予報では連日の雨。そんな怪しい天気の中羽田を出発しました。

東京を出てから窓を覗くと、分厚い雲に覆われて何も見通すことができませんでしたが、福岡空港上空はご覧の通り晴れ間が現れていました。

それにしても驚いたのは福岡ほどの大都市で、その周辺の海がとてもきれいだったことです。写真のように海の色が美しいブルーで輝いていました。




(福岡上空へ行くまでは厚い雲に覆われていました。)
阿 蘇

翌日、私たちは阿蘇山へと向かいました。
この日の天気予報も雨でしたが、たまにパラつく程度で曇りのお天気でした。

阿蘇山の麓につくと、そこは辺り一面牧場となっていて、牛が草を食んでいました。この阿蘇の雄大な景色を見ながら育つ牛君は、牛の中でも幸せ者かもしれません。

草を食んでいる牛君たちにはよく見ると焼印が押してあります。多分、複数の酪農家が共同で牛を放し飼いにしているのでしょう。どれが誰の牛かを見分けるためと思われます。

その中に、「山内」と焼印が押してある牛君たちがいました。
なんだか牛の名札みたいでユーモラスです。


(牛の山内君です。)


そして、遂に山頂へと到着。車で山頂まで行けてしまいます。
麓は、霧がなく晴れていましたが、山頂は霧で周囲が見渡せないばかりか強風まで吹いていて肌寒いです。

おまけに、阿蘇山頂では有毒ガスが発生しているので、心臓に持病のお持ちの方については、入場を制限していました。

せっかく、山頂まできたのに、カルデラ湖が見えないのかと諦めかけていたら、突然、霧が晴れてカルデラ湖がその姿を見せてくれました。肌寒いと感じていて忌々しかった強風のおかけです。









(阿蘇山頂では有毒ガスが発生しているので危険です。)



福岡 長浜


その日阿蘇を満喫した私たちは、再び福岡へ戻ってきました。

福岡にはおいしい食べ物がたくさんあります。モツ鍋、めんたいこ、そして、ラーメンです。

大のラーメン好きの私が、福岡に来てラーメンを食べないで帰る筈がありません。

というわけで、今夜の夕食は私の独断でラーメンに決定。長浜へと足を運びました。

元祖長浜屋は、九州ラーメンの元祖だそうです。少し前にテレビでやっていましたが、ここの主人が戦後間もない頃、当時差別にあっていた中国人の面倒をみたお礼に秘伝のラーメンの作り方を教えてもらったのが始まりだそうです。

この辺りは、市場が近く、そこにお勤めの人たちをターゲットに屋台を始めたのが発端で、当初は長浜屋しか屋台がありませんでしたが、今ではご覧の写真のとおり屋台が通りを並べています。

まず、長浜屋でラーメンを食べましたが、席についてもお店の人はオーダーをとる気配すらありません。何も言わずに座っていると、当然のようにラーメンがでてきました。まず一杯目を平らげ、私は替え玉を注文。50円と激安です。

次に、話の種に屋台へと行きました。もうラーメンでお腹がいっぱいでしたが、そこででてきたホルモン焼はお口の中でとろけて絶品でした。

太宰府天満宮


ご存知の通り、太宰府天満宮は菅原道真を祭ったお宮です。

藤原家は、政争に敗れた道真を太宰府に流してしまったのです。当時は生霊というものに恐れを抱いていましたので、藤原家の人々は道真に祟られるのを怖がり、このお宮を造ったと言われています。

太宰府天満宮には、平安時代を偲ばせる「曲水の庭」という庭があり、歌会が行える場所があります。この庭には梅の木がたくさん植わっていて、一句詠んでみたい気にさせるお庭です。

このお宮の梅は有名で、道真公はなによりも梅を愛した人でもあります。
「東風(こち)吹かば においおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春なわすれそ」

これは、道真公が詠んだ有名な句ですが、このように梅と太宰府天満宮は切っても切れない関係にあるようです。

しかし、私たちはそんな道真公の思いをよそに、「梅が枝餅」を食べて太宰府を去りました。花より団子という訳です。




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